このページでは発達・障害の特性や当教室のご利用方法についてよくあるご質問と回答集を紹介いたします。
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発達に関するよくあるご質問
- 「発達障害」と言われとても不安です。私の育て方が悪かったのでしょうか。うちの子はどうなるのでしょうか。
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「発達障害」とは、脳の一部の機能の発達が関係する、生まれつきの障害です。育て方や性格の問題ではありません。
「その場」「そのとき」「その状況」に合わせて言葉を発したり、行動を起こしたりという適応能力的な発達につまづきが生じる状態を「発達障害」と言われます。こうしたつまづきは家庭や学校など、周囲がサポートをすることでクリアされる課題も多くあります。他の子より成長がゆっくりに見え不安になる部分もあるかもしれませんが、適切なサポートを受けることで確実に「発達」していきますからご安心ください。 - 落ち着きがなく、小学校では先生に怒られてばかりいます。
どうしたら、うちの子もみんなと同じようにおとなしく授業をうけられるようになるのでしょうか -
集団参加が苦手なお子さまも原因は様々です。行動療法に基いた一人ひとりにあった療育が大切です。
集団参加が苦手なお子さまは、先生の指示の理解が適切に出来ていない、感覚情報が整理できていないために動きたくなってしまう、情報の取捨選択ができず適切な場面で集中することが苦手、など、さまざまな要因が考えられます。
たとえば、言葉での指示だけでなく、イラストを用いるようにしただけで、お友だちと同じ課題に取り組むことができるようになるお子さまもいらっしゃいます。 また、感覚情報の整理に必要な前庭覚を刺激する療育を続けることで、落ち着いて座っていられるようになるお子さまもいらっしゃいます。まずは、お子さま一人一人に合ったサポートを受けることが大切です。 - 気に入ったおもちゃを手放すことができず、お友だちとトラブルが絶えません。 「いっぱい遊んだから順番で遊ぼうね」、と声をかけても手放さないので、最終的に取り上げるような形になってしまい、毎回大泣きをさせてしまっています。
どうしたらお友だちにおもちゃを貸すことができるようになりますか? -
小さなお子さまは「もういっぱい遊んだから」と言われても、「いっぱい」の概念が未発達ですので、大人が期待するように理解することは困難です。
たとえば、「“もしもしかめよ”のお歌を2回歌ったら、次はお友だちの番ね」と約束する等、お子さまがわかる時間の見通しの立て方をしてみてはいかがでしょうか。 お子さまと時間の約束をする際は、お子さまと一緒に時間を決めましょう。 お子さまと一緒に決めた時間は、お子さま自身にしっかりと守らせることが重要です。 - 会話にならない?
6歳の女の子です。「今日どうだった?」と幼稚園での様子を聞いても、いつも「たのしかった」「あそんだの」としか返事が返ってきません。 何が楽しかったのかを聞いても「たのしかった」と繰り返すか、せいぜい「○○ちゃん、あそんだ」と入園前からのお友達の名前をいうくらいです。周りのお友達は、お迎えの時にうるさいほど「~をしたよ」「~がたのしかったよ」「それでね、それでね、」とお母さんたちとおしゃべりしているのに、うちの子はどうして会話にならないのでしょうか? -
もしかしたら、お子様にとって、「今日どうだった?」という質問が漠然としすぎていてわかりにくいのかもしれません。
ですのでパターンで「たのしかった」と答えているのかもしれないですね。
「いつ、だれと、どこで、なにをして、どんなふうに」遊んだのか、お子さまが答えやすい質問をしてみてはいかがでしょうか?
例えば、「今日の給食はなんだった?」「その中で一番おいしかったのは?」「だれと一緒に食べたの?」というように、場面も限定して具体的に聞いてみると、お子様もひとつひとつ具体的に返答がしやすくなります。これを、給食だけでなく、工作やお歌の時間、お帰りの会の時、など、毎日質問の場面をどんどん広げていってみてください。 すると、「今日どうだった?」「たのしかった」のほかに、たくさんの会話のパターンができますので、次第にお子様の方から、場に適した会話パターンで園でのできごとを教えてくれるようになってくるでしょう。 - IQって何?知的障害って何?
小学校1年生です。会話もできるし、数もわかりますが、IQが70なので、軽度知的障害がある、と発達検査で言われました。
そもそも、IQってなんですか?知的障害の軽度とか重度とかって、なんですか? 一度IQ70の知的障害、と言われたら、一生知的障害なんですか? -
IQというのは、一般的に知能指数と言われるものです。現在広く用いられているビネー式検査では、「精神年齢÷生活年齢×100」で算出します。(小さなお子様の場合、月齢で計算します)
軽度は51~70、中度は36~50、重度は21~35、最重度は20以下 と言われています。(正常範囲は100±15) では、軽度とか重度とかは何か?というご質問ですが、簡単に言えば、発達期を過ぎた成人の段階で、知能の発達段階がおよそ3歳程度以下の人が最重度、3~3.5歳程度の人が重度、5.5~8歳程度の人が中度、8~11歳程度の人が軽度、とみなされています。「知的障害」に明確な定義はありませんが、発達期(おおよそ18歳未満)に顕著な遅滞がみられ、その遅滞によって適応行動が困難である、ということを要件とする法令が多いのも事実です。 お子様はまだ小学校1年生ですので、まだまだ発達期真っ只中です。いろいろな体験をすることで、俗に言う「経験値(精神年齢)」が上がります。経験値を積むことで、IQも変わってくることは少なくありません。
施設のご利用に関するよくあるご質問
- お友だちとの関わり方を学ぶ場として検討しているのですが、利用は可能ですか?
ちなみに、障害の診断は受けていません。 -
ご利用には「通所受給者証」が必要となります。
Pal Kids/Pal Schoolを利用するには、住民票のある市区町村で発行される、「通所受給者証」が必要となります。
療育手帳を持っていない方でも、特別な支援が必要であると認められる場合は、通所受給者証を取得することが可能です。
詳細はPal Kids/Pal Schoolへお問い合わせください。 - 現在すでに、別の療育施設に通っています。別の療育施設との併用はできますか?また、利用料金はそれぞれに負担上限額を支払うのでしょうか?
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併用は可能です。利用料金は通所受給者証に記載された負担上限月額までです。
複数の事業所を併用することは可能です。しかし、同日利用(午前はA事業所を利用し、午後はB事業所を利用する、という利用の仕方)はできません。 複数の事業所を利用する場合も、支払う利用料は通所受給者証に記載された負担上限月額までです。 - 保育園や幼稚園、学校との連携はしてもらえますか?
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様々な連携が可能です。ぜひお問い合わせください。
お子さまにとって最も適した指導を、ある程度一貫性を持って提供することが、お子さまの成長につながる、と考えております。
親御様と園や学校の先生のご希望に応じて、PalKids/PalSchoolの指導員が園や学校に訪問し、お子さまの様子を見ながら情報共有を行ったり、園や学校の先生にPalでの指導を見学していただいたり、指導プラグラムを開示することができます。