発達障害とは、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害です。「その場」「そのとき」「その状況」に合わせて言葉を発したり行動を起こしたりという、適応能力的な発達につまづきが生じます。育て方や本人の性格のせいではなく、生まれもった脳機能の特性です。ここでは、発達障害のある人を理解するため、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)、注意欠陥性多動性障害(AD/HD)など、主な発達障害の特性を紹介します。

主な発達障害について
発達障害は、複数の障害特性が重なって現れることもありますし、障害の程度や年齢、生活環境などによっても症状は異なり、まさに十人十色と言えるでしょう。